アルコン覚…醒……?(NEO第4期中途おさらい)

NEO

NEO新シュタッフェル〈アルコン覚醒〉もすでに2巻目が刊行済み。
なんとゆーか、ちょっと予想の斜め上な展開だが、第4期に入ってからの流れを簡単におさらいすると……

第20部 太陽系連邦

西暦2088年。すでに人類は複数星系への入植を進めており、〈太陽系連邦〉を創設している(2061年)。
ただし、大統領(Präsident)はテラ連合執政官マウイ・ジョン・ンガタが兼任しているし、テラ連合傘下の植民惑星自治政府間の調整機構みたい。

〈アンドロス〉との決戦後わずか3年で太陽系連邦創設ってのもすごい話だが、出てくる惑星見るにつけ、テラフォーミングろくにやってない感がバリバリである。Variable Genome Projektが2059年。どんだけ拙速やねん。
まあ、初期のヘフト版みたいに、どの惑星いってもあんま変わらないねえってのもいまどきアレなんだろうけど……。

で、テラ連合とは別口で中国も植民をおこなっており、そのうちのひとつデネブ星系のコロニー〈天津〉が突如音信を絶った。主たる要因は疫病で、このウィルス様生命体は後に〈ダークライフ〉と呼ばれることになる。
6年前に汚職と殺人の罪に問われ姿を消した植民惑星プロフォスの元代表イレイショ・ホンドロは当時〈天津〉に身をひそめており、病死するかわりになぜか暗示能力を身につける。第三課のエージェントとして〈天津〉へ調査に訪れたトム・ローダンらはこれを追跡――太陽系連邦の植民惑星を転々と――するが、ホンドロはその度に操作の網をくぐり抜け、ついにはその能力をもってプロフォスを再び支配下に置く。

事件の渦中で、クレア宇宙との〈大断裂〉閉鎖の影響もあってかローダンの細胞活性装置が機能不全に陥り、ダークライフと、やはり謎に満ちたラシャト疱瘡に罹患してしまう。2種の業病が体内で互いに相食む状態のローダン。
おりしも植民惑星オリンプを訪れていたオプロン人メルコシュは、彼の属す〈オムニ・コンパレータ〉でもダークライフにまつわる事件は確認されており、ローダンを救えるとしたら、その研究惑星ラシャトしかない、と告げる。

第21部 コンパレータ

しかし、すでにローダンの肉体は長距離遷移に耐えることができない。
唯一の可能性は新型リニア駆動の実験艦《ファンタジー》だが、そのテスト飛行は不可解な失敗に終わっており、経済的波及効果を懸念するテラ連合政府は第三者調査委員会の査察が完了するまであらゆる運用を禁止する。テラでは「ローダンを救え!」とデモ行進がおこなわれたり……とゆーのは、以前の記事でも書いた。

実は《ファンタジー》のテスト飛行失敗は、主要エンジニアのひとりがホンドロの影響下にあることも関係しているのだが、ローダンたちはそんなことは知らない(笑)
政府の決定なんて知ったこっちゃないわいという物騒な有志一同――ブルやらデリングハウスやら政府・軍首脳、はてはネーサンまで加わっていた――は、ローダンも知らないうちにルナ地底に収容された《ファンタジー》盗難計画を立案、実行に移した。

実験艦《ファンタジー》が難破するのはヘフト版からのお約束だが、コンパレータの種族に助けられたり、トラブルを引き起こしたりしつつ(このへん読んでないw)、ようやくたどり着いた惑星ラシャト。ところが、ローダンを診た現地の医師たちは無情にも「手の施しようがない」という診断を下した。あわや宇宙英雄、一巻の終わりか、というそのとき――

え? なんでこんなところに〈時間の井戸〉が?
え? なんでそこからクイニウ・ソプトールが? 出てきてまた消えた?
意を決して〈時間の井戸〉へ踏み込んだローダンは、そこでかつての宿敵、〈人形使い〉カリブソに遭遇。こちらもとある事情で死にかけていたカリブソは、まあこれ食いねえ、これ呑みねえ、とローダンを饗応したあげく、いまわのきわに長いながい昔話を始めたり。
#ちなみにペリペの要約、あれ後ろ半分だけである。そんだけ長い(爆)

〈時の担い手〉――かつてローダンやテュイレ・シタレーを評して〈それ〉が述べた肩書きは、そのままカリブソのものでもあった、という。その長い半生と、過去と未来にひろがる軌跡――〈時の担い手〉だけが〈時間の井戸〉を利用して時の大海をある程度自在に移動できる――を物語ったカリブソは、わたしと同じあやまちを犯してはならないと諭して息をひきとった。
要するに、ダークライフの真のめざめは〈それ〉と〈アンドロス〉の間の争いすら顔色なからしめるものであり、これに対処できるのは、ローダン、キミしかいないんだよ、ということなのだが。宇宙開闢にまで遡る物話を聞いて、かつてローリンの惑星で遭遇した“この宇宙より古い”物質でできた櫃のことを思い出したりするローダン。ダークライフもまた、そうしたものなのかも、と。

〈時間の井戸〉から帰還したペリー・ローダンの首には、もはや細胞活性装置はかかっていなかった。だが、その脈動はいまもなおその身中にある。そして、ダークライフもラシャト疱瘡も痕跡をとどめず消滅していた。おいおい。

第22部 アルコン覚醒

コンパレータより帰還した《ファンタジー》のローダン一行。快癒はよしとして、当然のことながら、リニア艦盗難の責を問われることに。
出発直前、ブルたちの計画を知らされたときに、「全責任はわたしが負う」とかっこよく宣言したローダンは、プロテクターを解任される……だけで済んだ。実はローダンらが不在中にアルコンからの使節がソル星系を訪れており、それに応えてM-13へむかった《クレストII》のトーラがその後音信不通だという。追跡調査にむかう《マゼラン》に顧問として同乗することで委細相殺という事情(笑)

ともあれ、三惑星系へ到達した《マゼラン》だが、事態は想像以上に悪かった。女帝エムトンV世ことシータさんは大評議会によって帝位を剥奪される。まあ、帝権を象徴する〈皇帝の正義〉ももうないし、タナボタ女帝はさすがにムリがあったか……。
ともあれ、この宮廷革命を背後で使嗾する〈旧支配者〉の正体をつかむため、惑星アアラク・ラントンへむかった《マゼラン》と《クレストII》(解放した)は、メハンドールの極秘の中央星アルヘツで、数十年前テラから設計図が盗まれたトランスフォーム砲を搭載した戦闘艦が量産に移されていることを知る。

そして、〈旧支配者〉とは……。いまなおシータに忠誠を誓うセリスタの工作員が入手した写真を見たローダンは、“もうひとりのローダン”ことローダノスの記憶を思い出す。〈同盟〉の実験惑星トラン=ガルでデュプリケートされた多くのアルコン皇帝たちの姿を。
そこに写された3人の“皇帝”――
ツトモルVI世、グリシュカンXII世、そして、アトランの父ゴノツァルVII世!

……と、まあ、なんかATLANのアコン=アコン話みたいになってきた。
224巻が『アンドロメダからの来訪』なのでアトランが駆けつけるのだろう。でも、これで新皇帝がゴノツァルVIII世だとやばい。アトランとミロナさんで両銀河完全支配じゃない。

と・こ・ろ・で。
ホンドロどうなったのかな?(笑)

Posted by psytoh