ペリー・ローダン、日本(の大学)に現わる
公式サイトによると、2017年春からの日本の大学向けドイツ語教科書として郁文堂から出版された『Wir kommen aus Deutchland(ドイツから来たよ!)』の題材のひとつとして、ペリー・ローダンが取り上げられたとのこと。
実はこのニュース、すっかり読み落としていて、まるぺメーリングリストの話題で知ったという(笑)
先ごろAmazonに注文したものがようやく届いたので、簡単に紹介…でも……しようにも、わりと順当な文法テキストなんである。全12章で、各々に「名詞の性・格変化」とか「前置詞」等のテーマがある。ただ、章ごとの例文の題材が、ドイツで有名ないし一般的なキャラクターたちのことを取り上げているというものなのだ。
昔話の登場人物、歩行者信号のキャラクター、伝統的人形劇、人気コミック等々。その中のひとりとして、“ドイツ発の世界最長SFシリーズ”の主役たる我らがペリー・ローダン氏も登場しているわけだ。
詳しい内容については、下記出版社のリンクを参照してほしい。
第10章「PERRY RHODAN」は8ページあって、テーマは「zu 不定詞」。
例文として、主な登場人物からローダン、アトラン、グッキーの簡単な紹介と、シリーズの概要やマルチメディア展開を説明したものが、それぞれ1ページ。あと6ページがそこから回答を考える穴埋め問題等という形。しごくまっとうである。
ただ、ローダンの説明で、
Er hatte und hat zahlreiche Beziehungen zu Frauen und hat viele Nachkommen.
という一文。これ、
「ローダンは幾度かの結婚を経て、子だくさんである。」
あるいは、
「ローダンは昔から女性関係が派手で私生児や孫までいる。」
どっちにも訳せるなあ、と苦笑した次第(ぁ
学生に興味を持たせる教材には、先生方もご苦労されているのだろう。わたしの学生時代、ヨソの第二外語クラスでは少し前(当時)のヒット曲、NENAの『ロックバルーンは99』を読解の授業で用いていたそうで、ちょっとうらやましかった。
……まあ、テスト以外ろくに顔も出さない学生にアレコレ言われたくないだろうけど(爆)
とゆーか、実際どれだけの大学に出現取り上げられているのかなあ。
オレんとこ使ってるぜ、とゆー方は、ぜひご一報を(まだいねぇw
※ちなみにAmazonにはまだちょっとだけ在庫があるみたい。
なにぶんドイツ語教材なので、お値段もそこそこする。
単に話のタネにするには、少々お高いかもしれない(^^;
■公式サイト:PERRY RHODAN jetzt an japanischen Universitäten
■郁文堂:ドイツから来たよ!
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