SF年鑑、と当時は呼んでたかな

ドイツSF, メモ

ローダンNEOの訳者である、鵜田良江さんのツイート。

懐かしや。80年代にはScience Fiction Jahrbuchと題されてたはず。
Heyne社のこれとはまた別に、ローダン出版元のMoewig社からScience Fiction Almanachというのも出ていた。こちらはたぶん、80年代までで刊行終了してる。当時はどっちも“SF年鑑”と呼んでいた。
あの頃はローダン読むので手一杯で、周辺まで手を広げる余裕もなかったので、購入してなかったんだよね……。

個人的には、ドイツのSF関連は90年代から斜陽の時代のように思う。
ただ、あちらは中小の出版社が多数ある中で、社主や編者がSF・ファンタジーの作家であるところも多い。マティアクの紹介で触れたシュヴァーツや、やはり(元)ローダン作家のミハエル・ナグラなんかもこれに該当する。浮き沈みは激しいようだが、00年代にアンソロジーVisionenを刊行したShayol-Verlagや、近年では話題のSF Jahr 2018、2019を刊行したGolkonda-Verlagやp.machinary社などは精力的に短編集を出していたり、PC雑誌や科学雑誌がSF小説のコーナーを設けてたり、作品(短編)発表の場は意外とあるみたい。

話はちがうが、鵜田さんのツイートを拝見していると、NEO以外の作品を訳出されているご様子。『ホログラマティカ』かな? 期待してまーす(^^)

Posted by psytoh