ローダン・ヘフトのストーリー

21. カンターロ / Die Cantaro

1400-1499話 / 新銀河暦1143年-1147年
銀河系、局部銀河群、そして星の暗黒回廊のかなたネイスクール銀河にて

主な登場人物

  • ペリー・ローダン……タルカン艦隊とともに未来へ漂着したテラナー
  • 四腕の預言者……局部銀河群に流れる噂を否定する者
  • サトラングの隠者……“テラの悪魔”に対する警告者
  • エルンスト・エラート……かつてのテレテンポレーター
  • ロムルス……レジスタンス組織〈ヴィダー〉の謎に包まれた指導者
  • ペドラス・フォック……自由商人のドレイキスト
  • ダールショル……カンターロ
  • シメドン・ミュルホ……〈回廊の主人〉
  • モノス……コスモクラートの息子

ストーリー

異宇宙への遠征から帰還したローダンたちは、操作されつづけたドリフェルの拒絶反応により、停滞フィールドに囚われ700年の未来に漂着してしまう。〈ドリフェル・ショック〉のため、変わり果てた故郷に……。
暴走するハウリによって点火された“百年戦争”の果てに、局部銀河群は荒廃していた。あまたの種族が退行し、幾多の帝国が分裂した。そして……テラナーは滅んだ、と伝えられていた。

故郷への途上、ローダンたちは、さらにさまざまな噂を耳にする。
曰く、ペリー・ローダンは暗黒星に転落して死んだ。
曰く、それを否定する〈四腕の予言者〉がポスビを引き連れ探索に赴いた。
曰く、局部銀河群の動乱を静めたのは、いずこともなく現われた種族カンターロである。
曰く、銀河系は、訪れた者の二度ともどらぬ死の世界……。

“サトラングの隠者”との出会いは、タルカン艦隊の人々に、希望と絶望とを同時にもたらした。
銀河系は、暗黒の力、“テラの悪魔”の掌中にあるという。
未知の障壁クロノパルス・ウォールによって遮蔽された故郷へと、帰還の道をさぐる人々は進んでいく。彼らを待つのは、アムリンガルの年表、星の暗黒回廊、謎に満ちたアマゴルタ、そして……復讐鬼モノス
果たして、彼らは銀河系に還ることができるのか!?

◆関連ストーリー集『銀河系に還る』

Posted by psytoh