ローダン・ヘフトのストーリー
26. ハマメシュ / Die Hamamesch
1750-1799話 / 新銀河暦1218-1220年
ヒルドバーンとクヴィーネロッホ銀河にて
主な登場人物
- ペリー・ローダン……ヴォイド遠征隊司令
- アトラン……“フェイズスプリンガー”となったアルコン人は“エンドレッデの領域”へ転移する
- ホーマー・G・アダムス……インプリント中毒者
- ハロルド・ナイマン……失われた記憶を求める元《バジス》艦長
- トレオゲン……触れるべからざるもの
- ゴマシュ・エンドレッデ……ヒルドバーン銀河で“半神”と崇められる存在
- アークトール……エンドレッデ・エリアの深奥で眠る者
ストーリー
ラージサイクル「宇宙最大の謎」の第4部。
アブルーセ危機に騒然とする銀河系に来訪した遠来の客――銀河とヴォイドのはざまの小銀河ヒルドバーンの商人種族ハマメシュだ。そのもたらした謎のインプリント商品は数十億もの中毒者を作り出した。唯一銀河系に残留していた活性装置所持者アダムスさえ罠におち中毒者となるに及んで、混沌は極限に達する。
しかし、不意にハマメシュは7つのバザールの閉鎖を宣言、局所銀河群から姿を消した。アダムスや、元《バジス》艦長ハロルド・ナイマンらに率いられた3000万の中毒者が、さらなるインプリントを求めてヒルドバーンへと向かう。
そして……第二のインプリントを得た彼らは、忽然と姿を消してしまった。
ヴォイドからの帰途にあった《バジス》のローダンたちもまた、中毒者のキャラバンの足跡をたどり、ヒルドバーンへとたどりつく。
消えたギャラクティカーたちの運命を解き明かすために、テラナーたちは小銀河で半神と崇められるゴマシュ・エンドレッデを捜し求める。未知のバリアで封鎖された銀河中枢部の〈エンドレッデ・エリア〉に、何かがあるらしいのだが……。
思わぬ偶然からエリアのただなかに転送されたアトラン他数名は、14のレベル惑星に眠る秘密へと迫る。
その脳裏で声が命じる。「修理せよ! 神々しきゴマシュ・エンドレッデを呼び戻すのだ!」
それは、隣接する大銀河クヴィーネロッホを追放された半神ゴマシュ・エンドレッデの歴史と、復活を期した壮大なプラン――。