ローダン・ヘフトのストーリー
12. アフィリア / Aphilie
700-799話 / 西暦3580-3582年
銀河系、星のメールストローム、公会議の諸世界、そしてバルディオクと女帝の力の集合体にて
主な登場人物
- ペリー・ローダン……故郷を追われた男は世代船《ソル》で銀河系を探す
- アトラン……新アインシュタイン帝国の“嗣執政官”
- ロワ・ダントン……OGN(良き隣人機構)の創設者
- アラスカ・シェーデレーア……マスクマンは無人のテラにたどりつく
- トレヴォー・カサル……アフィリカーの独裁者
- マイルパンサー……銀河系の第一ヘトラン
- クレルマク……〈バルディオク〉第一の化身
- テルムの女帝……超知性体
ストーリー
テラとルナが、未知の宙域〈星のメイルストローム〉に遭難してから数十年。人類は“愛”を失った――。
恒星メダイロンの五次元放射はテラナーの精神に作用し、情緒の欠落した新人類〈アフィリカー〉を生み出した。そして、多数派を占めたアフィリカーは、アフィリア現象に免疫をもつ活性装置所持者たちを、就航したばかりの遠距離宇宙船《ソル》で追放する……!
故郷銀河をもとめて放浪する《ソル》から消息を絶ったひとりの男――アラスカ・シェーデレーア。惑星デログヴァニアに漂着した仮面の男は、〈殲滅スーツ〉の本来の所持者と邂逅する。
そして、彼に与えられたひとつの選択肢。永遠にデログヴァニアにとどまるか、謎に満ちた〈時の泉〉を経由して地球へいたるか。だが、〈泉〉の見せるテラには、人類の姿はない――《ソル》追放以後、人類の故郷に何が起こったのか?