新作家、ミシェル・シュテルン

作家情報

去る者あれば、また来る者あり。
9月30日付け公式ニュースによると、現在ローダンNEO等に参加している女性作家、ミシェル・シュテルン(Michelle Stern)が、2727話「重力の奈落(Am Gravo-Abgrund)」よりローダン・ヘフト本編のチーム作家に加わるとのこと。

シュテルンは本名Stefanie Jahnke(旧姓Rafflenbeul)、1978年フランクフルト生まれ。
両親の離婚(彼女は父方に、弟は母方にひきとられた)の影響か、幼い頃は牧師になりたかったそうだ。その後、ドイツ文法、心理学、美術史を学び、まだ学生のうちから、新聞やインターネット等で短編を発表するようになる。修了論文の題材は、アメリカのTVドラマ『バフィー~恋する十字架~』で、この頃には作家になろうと決意していたとか。
ローダン作家でもあるスーザン・シュバーツが講師を務めたワークショップに参加したつてでSFシリーズ『サン・クエスト』で執筆したり、第3回ウィリアム・フォルツ賞で次席を獲得したりと、地味にローダン関係の縁が育っている。

Bastei社のSFシリーズ『マッドラックス』や『シュテルネンファウスト』、VPMのファンタジー・シリーズ『エルフの時』に参加した後、アトランのポケットブック(星の欠片編3巻『秘密計画キント・センター』)からローダン関連も執筆を開始。Extra13巻『分割された不死』の後、ローダンNEOに18巻『初代トルト』より参加、好評を博した。NEO第5部では完結編である48巻『帝国の栄光』もまかされている。

長編・短編ともいけて、SF、ファンタジー、スリラー(別ペンネームでポルノも書いているとか)とジャンルも多彩、とくると、いかにも往年のヘフト作家的なイメージである。ただ、ヘッセン州の文学賞もとったことがあるそうなので、その筆力はあなどれない。
NEOを読んでいないので、個人的に「おもしろい」作家かどうかの判断もまだこれからではあるが、新世代の作家のひとりとして、シリーズに新たな活力を吹きこんでほしいものだ。

あと、関係ないけど、ビブリオグラフィーをチラ見していると、『トキオの魔術』『トーキョーの罪』『トーキョー・フィーバー』……えと、東京、好き?(笑)

■公式NEWS:Michelle Stern ist die neue PERRY RHODAN-Teamautorin
■本人のサイト:www.stefanie-rafflenbeul.de
■Perrypedia:Michelle Stern

Posted by psytoh