2017年5月16日 (火)

NEO第3期はいよいよあの“島”へ

早川のサイトでイメージイラストが公開されたりして、ごやてん跡地にもNEOで検索してやってくる方が増えている昨今。やや【亀】マークの付きそうなネタであるが、本国ドイツでのNEO第3期についての告知をば。

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2017年5月13日 (土)

ファンタスティーク大賞2017年ノミネート作一覧

すでに5月1日から本選がはじまっている(投票期限は6月15日)が、今年のファンタスティーク大賞のノミネート作品が公開された。サウンドドラマ部門とコミック部門が新設され、全10部門。
今年は9月2・3日にオーバーハウゼンで幻想文学大祭〈ファンタスティカ2017〉が開催されるのを踏まえ、表彰式は2日に2時間枠を取ってあるらしい。

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【亀】ファンタスティーク大賞2016年受賞作一覧

昨年5月21日~6月12日の予選(Nominierungsrunde)の後、6月25日~7月17日が本選投票期間(オンライン・ニュースPhantastik-News.deの読者投票で決定される)だった。
授賞式はフランクフルト書籍見本市に併せて開催されるブーフメッセコンにて、10月22日に執り行われた。

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2017年5月12日 (金)

ターミナス1話「時間跳躍者たち」

4月21日に第1話「時間跳躍者たち」が発売された、全12話のミニシリーズ〈ペリー・ローダン=ターミナス〉。
新銀河暦1523年、太陽系外縁カイパーベルトでの発見から、ローダンが過去の事件を回想する――とともに、現在時でもその〈ターミナス〉に関わる事件が発生しちゃうんじゃないかな? みたいな予告については、すでに紹介した。
(→ ミニシリーズ:ローダン・ターミナス

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2017年5月 7日 (日)

1000話「テラナー」について (6)

1000話「テラナー」について、いよいよ最終回である。

ローダン・ヘフト1000話の表紙には、こう書かれている。

Der Terraner
Die kosmische Bestimmung der Menschheit

物語のタイトルと、あおり文句。今回のテーマである後者を、初回でも述べたとおり、「人類の宇宙的天命」と読む。

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1000話「テラナー」について (5)

1000話「テラナー」について、第5回である。

ごやてんでもこそっとリンクを貼ってあるが、William Voltz のウェブサイトがある。
ローダン関連のサイトができたのは90年代後半からなので、無論、フォルツ自身が関与しているわけではない。2004年にドイツ語圏SFの後進育成のためとして、短編の名手でもあったフォルツの名を冠した賞(William Voltz Award)がつくられた、そのサイトである。
(→ フォルツ賞、応募・投票受付中
※2004年第1回開催時の記事である。

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2017年4月30日 (日)

1000話「テラナー」について (4)

1000話「テラナー」について、第4回である。

ウィリアム・フォルツことヴィルヘルム・カール・フォルツは1938年1月28日生まれで、ちょうどローダン(1936年生)やブル(1938年生)と同年代である。第二次大戦中、徴兵をうけた父は補給船の乗組員として出征しており、作中ローダンがカール叔父にあずけられたように、ウィリー少年も戦況の悪化にともなう疎開を経験している。故郷オッフェンバッハからわずか10数キロの避難先ハインハウゼンは、今日では人口密集地帯だが、当時はのどかな田舎であったらしい。
5歳の頃にはふつうに読書できたというから、作中でペリー少年がカール叔父にあきれられ、また1177話「ケース・マウンテンの少年」で母マリーに「本ばかり読んで!」と叱られていたのも、あるいはフォルツの実体験(※)からきているのかもしれない。
(※)話はちがうが、“グリーンホーン”ピンサーが色盲のせいで太陽系艦隊の審査をハネられたのは、フォルツ自身が徴兵時検診で色盲が発覚した体験からきているらしい。

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2017年4月24日 (月)

1000話「テラナー」について (3)

1000話「テラナー」について、3回目である。

いきなりローダンと関係ない話でアレだが、わたしが高校生の頃、エルリックの翻訳目当てで買い始めた漫画誌WINGS(現在はウイングス)で、当時から唯一掲載が続いている大河シリーズ〈パーム〉。現在最終章『TASK』が絶賛連載中だが、それはさておいて(笑)
シリーズ中期の名作『星の歴史』中での主人公のセリフを以下に引用する。

「それは道具だ」
「見て聞いて考えて作れて移動できる便利な……」
「好きなところへ行って好きなことをやるがいい」

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2017年4月18日 (火)

1000話「テラナー」について (2)

1000話「テラナー」について、論じたりあげつらったり(笑)する本企画、2回目である。

まず、本来は第3部「その男、ペリー・ローダン」で扱う範囲だが、セリフをひとつ引用する。

ハヤカワ版(p201):
「説明しにくいんだけど……調和のとれた光の波。なにか不思議なものがあって、自分がその一部みたいに感じた」

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2017年4月17日 (月)

1000話「テラナー」について (1)

今回のお題は、今更ながら1000話「テラナー」である。

2015年7月、ハヤカワ版ローダン500巻『テラナー』が刊行された。以前850話「バルディオク」を取り上げた際にも書いたが、ローダン・シリーズの流れ的に、フォルツ・ストーリーはここにひとつの集大成を迎える。次のクライマックスというべき、セト・アポフィスとの対決から無限アルマダ編の決着を見る前にフォルツが急逝してしまうため、あるいは、ここがひとつの終着点であるともいえる。

そんなわけで、一フォルツ・ファンとして、今回の翻訳と、「テラナー」それ自体について、いくつか述べてみたい。

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